2014/01/13(月) 00:29:35
the EMInent journal ◆MBA留学記◆
MBA留学×世界旅行×公認会計士=...? 2013年7月卒業しました。
謝辞しちゃう?
前回の続編。
私の留学生活をまるで母のように見守ってくれて
姉のように一緒に旅行を楽しんでくれたAさんが、日本で読んで
「会員というより隊員だね」と報告してくれたのが
こちら、会報誌の記事になります。。。
顔は隠しても、なんとなく隊員っぽさが伝わるでしょう?

では、本文をどうぞ。
◆ 大学生活(前回の続き)
2013年1月からシンガポールの南洋工科大学ビジネススクール、2月からインドのインディアンスクールオブビジネスの2校に交換留学生として派遣されました。シンガポールでは日本人学生もビジネスマンも多く、小さな島に世界中からの優秀な人材が集っているという印象を強く受けました。個人レポート課題では日本法人のシンガポール支社設立に係る政府の支援策や税制上のメリットについて研究し、戦略的に人材と技術を集めるシンガポール政府の政策には感心させられました。
インドでは当初、あまり学問に対して期待はしていなかったのですが、ミシガンと遜色ない高いレベルの講義が受けられて驚きました。欧米のビジネススクールで教鞭をとったり、研究をしていたインド人教授たちがインドのビジネスチャンス拡大に合わせて母国に戻り、インド一のビジネススクールを作ろうと努力しているそうです。全寮制で、各部屋に料理担当、掃除担当など複数のお手伝いさんがついています。学生のレベルも高く、親日家も多かったので、想像以上に快適な学生生活が過ごせました。Rural Marketing, 貧困層マーケティングやBOPビジネスと呼ばれる分野の授業では、実際に田舎の村を訪問し、英語どころかヒンズー語も話せない人たち(ハイデラバードはテルグ語圏)に聞き込み調査をし、マーケティングプランを考えました。裕福で高学歴のMBA生にとっては、同じインド人であっても新しい気付きがあるようで、現地調査も授業も刺激に満ちていました。
交換留学修了後はデリーで会計事務所を開設されているN会員、N会員と会食の機会を頂き、学生として守られた環境とビジネスの現場の違い、異国での独立開業の実情を知ることができました。
◆ 今後応募される方へのメッセージ
私がMBAを目指そうと思ったのは、公認会計士である父に届いた会報誌の第1回奨学生レポートの記事を読んだ時でした。3回目の公認会計士試験を控え、若干モチベーションが落ちている時に、「アントレプレナーシップ」という見慣れない言葉や笑顔で多国籍の同級生と戯れる写真は、「会計士に受かって、絶対にこの奨学金を取る」というモチベーションにつながりました。2008年には執筆者であったN会員に直接お会いし、受験のサポートからMBA留学中の今もメンターとして大変お世話になっております。また、奨学生同期のO会員にはインド交換留学のアドバイスを頂きました。
留学前はMBAはビジネス知識や資格のようなものと捉えていましたが、このようなネットワークや、現地で得た経験が知識以上に貴重な財産となっています。
奨学金制度も既に第9期生の募集が始まっており、金銭面だけでなく、先輩から後輩へ貴重な経験が受け継がれていく制度となることを望んでいます。留学を目指す方に私ができることがありましたら喜んでお手伝いさせて頂きます。ぜひ小さな一歩から始めてみてください。私も海外経験はほとんどなく、会計士試験合格後にNHKラジオやTOEICから英語の勉強を始めました。時間がかかっても諦めず夢を叶えることができたのは、諸先輩方や受験仲間の支えがあったからです。MBA留学には英語力の向上やビジネススキルを超えた、素晴らしい出会いや発見が待っています。
会報誌上でK会員、N会員に御礼をさせて頂くことと、このご恩を後輩に受け継ぐことは会計士試験合格後の長年の夢でした。心より御礼申し上げます。
そんなわけで、私はここに書いた通り、
奨学生の先輩にinspireされ、推薦状も書いていただき、MBAホルダーになりました。
正直、あの頃思い描いていたような
何でもperfectなMBAホルダーでも会計士にはなれていないけれど
予想もしていなかった人の縁に恵まれたのがとても幸せ。
私の留学生活をまるで母のように見守ってくれて
姉のように一緒に旅行を楽しんでくれたAさんが、日本で読んで
「会員というより隊員だね」と報告してくれたのが
こちら、会報誌の記事になります。。。
顔は隠しても、なんとなく隊員っぽさが伝わるでしょう?

では、本文をどうぞ。
◆ 大学生活(前回の続き)
2013年1月からシンガポールの南洋工科大学ビジネススクール、2月からインドのインディアンスクールオブビジネスの2校に交換留学生として派遣されました。シンガポールでは日本人学生もビジネスマンも多く、小さな島に世界中からの優秀な人材が集っているという印象を強く受けました。個人レポート課題では日本法人のシンガポール支社設立に係る政府の支援策や税制上のメリットについて研究し、戦略的に人材と技術を集めるシンガポール政府の政策には感心させられました。
インドでは当初、あまり学問に対して期待はしていなかったのですが、ミシガンと遜色ない高いレベルの講義が受けられて驚きました。欧米のビジネススクールで教鞭をとったり、研究をしていたインド人教授たちがインドのビジネスチャンス拡大に合わせて母国に戻り、インド一のビジネススクールを作ろうと努力しているそうです。全寮制で、各部屋に料理担当、掃除担当など複数のお手伝いさんがついています。学生のレベルも高く、親日家も多かったので、想像以上に快適な学生生活が過ごせました。Rural Marketing, 貧困層マーケティングやBOPビジネスと呼ばれる分野の授業では、実際に田舎の村を訪問し、英語どころかヒンズー語も話せない人たち(ハイデラバードはテルグ語圏)に聞き込み調査をし、マーケティングプランを考えました。裕福で高学歴のMBA生にとっては、同じインド人であっても新しい気付きがあるようで、現地調査も授業も刺激に満ちていました。
交換留学修了後はデリーで会計事務所を開設されているN会員、N会員と会食の機会を頂き、学生として守られた環境とビジネスの現場の違い、異国での独立開業の実情を知ることができました。
◆ 今後応募される方へのメッセージ
私がMBAを目指そうと思ったのは、公認会計士である父に届いた会報誌の第1回奨学生レポートの記事を読んだ時でした。3回目の公認会計士試験を控え、若干モチベーションが落ちている時に、「アントレプレナーシップ」という見慣れない言葉や笑顔で多国籍の同級生と戯れる写真は、「会計士に受かって、絶対にこの奨学金を取る」というモチベーションにつながりました。2008年には執筆者であったN会員に直接お会いし、受験のサポートからMBA留学中の今もメンターとして大変お世話になっております。また、奨学生同期のO会員にはインド交換留学のアドバイスを頂きました。
留学前はMBAはビジネス知識や資格のようなものと捉えていましたが、このようなネットワークや、現地で得た経験が知識以上に貴重な財産となっています。
奨学金制度も既に第9期生の募集が始まっており、金銭面だけでなく、先輩から後輩へ貴重な経験が受け継がれていく制度となることを望んでいます。留学を目指す方に私ができることがありましたら喜んでお手伝いさせて頂きます。ぜひ小さな一歩から始めてみてください。私も海外経験はほとんどなく、会計士試験合格後にNHKラジオやTOEICから英語の勉強を始めました。時間がかかっても諦めず夢を叶えることができたのは、諸先輩方や受験仲間の支えがあったからです。MBA留学には英語力の向上やビジネススキルを超えた、素晴らしい出会いや発見が待っています。
会報誌上でK会員、N会員に御礼をさせて頂くことと、このご恩を後輩に受け継ぐことは会計士試験合格後の長年の夢でした。心より御礼申し上げます。
そんなわけで、私はここに書いた通り、
奨学生の先輩にinspireされ、推薦状も書いていただき、MBAホルダーになりました。
正直、あの頃思い描いていたような
何でもperfectなMBAホルダーでも会計士にはなれていないけれど
予想もしていなかった人の縁に恵まれたのがとても幸せ。
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