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Keio Business Schoolに潜入

昨日、インターン先の上司からの紹介で慶應ビジネススクール(KBS)に行ってきました。
授業ではないのですが、修士2年の方のファシリテートでケースの議論をしました。
お題はファミリービジネス。
KBSではファミリービジネスの授業はまだ開講されていないそうです。
もちろん、研究している教授や、修論テーマに選んでいる学生もいますが
まだまだこれから、と仰っていました。

留学中、特に2年になったばかりのElectiveでは
英語のせいにして理解や思考が深まらない!とか文句を言っていたので
今回、語学のせいにはできないし、
既にRossとISBでファミリービジネスの授業を履修したし、(記事1 記事2
とにかく吐き出せるもの全て使ってこようと思っていました。

ケースは4代目ボンボン社長のお話。
授業のファシリテートをされた修士2年の方も
教師顔負けのファシリテートで、とても充実した時間を過ごしました。

Ross, Nanyang, ISBとの違いを書き出してみます。

・授業時間内にグループ討議の時間がある
 ⇒RossもNanyangもISBも課題が出たらやるけど、授業時間外に終わらせるし、
  基本は自分1人で予習。

・「正解はない」「論破しない」などが重視されている印象
 ⇒基本的に反対意見は出ない。
  私は一言反対というか、ネガティブな視点の意見を言わせていただいたけれど、
  日本人の日本人による日本人のためのケース進行ってやっぱり「和」重視かなと。

・質問から外れる発言はない
 ⇒回答するという目標にとても忠実。
  質問に関連して、こういう事例があったとか、
  こういうパターンはどうなりますか?とか学生から発展させることは少なかった。

・それでも正解を追ってしまう性質
 ⇒「問題の意味がわからなかった」というので答えを用意していない人がいた。
  まぁ確かにそれは否めないけど、留学中は英語の理解力のせいだと思って
  とにかく何でもいいから答えを作っていた。
  実際、私は問題を正しく理解していなかったけれど、別に死ぬわけじゃないし。

ほんの2時間程度、しかも通常開講されていない内容なので
これがKBSの全てに当てはまるとは全く思わないけれど
昨日受けた印象はこんな感じでした。

ファミリービジネスの授業を日本でやることのいいことは
「家族」という文化的な側面を含めてマネジメントを学べることです。
家族というのは、マネジメントなんてものができるよりずっとずーっと、
太古の昔からあった組織なので、文化や伝統が大きく影響します。
ISBでファミリービジネスの授業中、ニカラグア人のクラスメイトが
このクラスよくわかんないとか、つまらないとか言っていました。
私はRossよりずっと腑に落ちるし、納得できるし、
素晴らしい授業だと思ってました。

逆にRossにいた時はCommunication大事だよねー、とか
当たり前の示唆で終わってしまった感がありました。
それでも、ファミリービジネスのバックグラウンドがあるクラスメイトと
いろんな苦労話や経験談をシェアできたのはとても良かったけれど。
おもしろいんだけど、take awayは何だったっけー…、みたいな。

懇親会も参加させて頂きました。
会計事務所3代目の方や、
アメリカの大学に行ったにも関わらず
家業は広島の小売店で英語なんて全く使えないという女性など
共感できる方がたくさんいらっしゃって楽しかったです。

ネームプレートを出して、半円形の机に座ってディスカッション始まると
妙にワクワク楽しくなっちゃって、恐らく目もキラキラしてて、
私、やっぱりお勉強好きだわー、と実感。
老後はもちろん、育休の間も何習い事しようかの妄想はとても捗ります。
フラダンス、ウクレレ、油絵、フランス語、新たな語学、新たな趣味。
一生お勉強しちゃうよ!(そのために稼がなきゃね笑)
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