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転職マーケット分析 その2

連載第2回の今日は
もう少しグローバル志向会計士の期待に応えられる分析図を用意しました!

英語・IT・会計、ってのは
デキルビジネスマンが身につけたい3大スキルみたいのでよく言われます。
英語と会計を出来る限り最高レベルまで伸ばすとどうなるのか?
それを表したのがこの図です。
じゃじゃーん!(とは言ってもまた趣味レベルなので過信・苦情はなしで)
CPA career2

えぇとですね。無難なのはBig4にいて駐在ポジションを得ることです。
どう見ても明らかですね。

・現地採用ってこんな立ち位置なの?
「危険地域手当」とか「帰国手当」とか「買い物手当」とか
通常の駐在員ではもらえるであろう手当がない可能性が高いです。
また、住居も自己負担のことがほとんどだと思うので
やっていることが駐在員と同じでも、お給料では劣ります。
また、現地通貨でお給料をもらうので、為替リスクも負います。
(駐在の場合は現地通貨と邦貨の配分を調整できるらしい。)

・駐在の英語力はなんで幅があるの?(円が縦長)
私が某国の駐在友達を尋ねたところ、
ジャパンビジネスデスク担当で、チームも日本人、クライアントも日本人、
更には企業風土も日本人(残業は美徳!)で
ワークライフバランスどころじゃなかったという話がありました。
しかし、国によっては日本人1人でそのエリアや国を担当したり、
チームをまとめなくてはならないので、英語力の差をつけました。

・なんで現地採用でも国によって差があるの?
英語が使えて、ビジネス環境が整っていて、生活しやすい国は
転職希望者も増えますし、定着率も高くなります。
そういう点では、欧米は希望者も多く、ビジネスは安定または縮小しているので
中途向けポジションがないと言っても過言ではないと思います。

ビジネスが上向きのアジアでは、給与水準に文句を言わなければ
まだ多くの国でポジションに空きはあります。
しかし、このポジションが埋まるのも時間の問題、早い者勝ちだと
私は勝手に予測しています。

その理由のひとつが
我々の永遠のライバル憧れ、駐妻ですよ。

いや、厳密に言うと駐妻には限らないんですが
現地で中長期生活している方や現地人の配偶者の方が
会計のお手伝いや日本人対応の仕事につかれることがけっこうあるようで。
しかも、まだ新興国の段階からコミットしてきた方は
未経験採用だったりする。
素敵な旦那様もいながら海外仕事ができるなんてずるいよね!
彼女/彼らは定着率が良いらしいので、
我々のような海外放浪組よりも採用側からは好かれそうです。

・Audit,FAS,国際税務の違いは?
これは全て主観です。
でも、Auditは英語で電話会議や営業する機会は若いうちは滅多にないし
ほとんどの研修資料やマニュアルは日本語化されています。
日本語翻訳専門の部署があるくらい。

FASはなんとなく、クロスオーバー案件が多いイメージ。

国際税務はもちろん英語は使うけれど
そもそも日本の税理士法人で仕事をしている以上、
自ら外国の税務署に英語で申告をしたり、
外国人の税務調査に立ち会うことはないと想定されるので
英語必要度はやや低めにしました。

・事務所立ち上げとは?
海外進出支援、海外案件を扱う会計事務所立ち上げです。
提携事務所を見つけて日本から支援するもよし。
海外に自分で事務所作っちゃうもよし。
実績ができるまでは給与水準は相当厳しいですが
うまくいけば40代で上がったり、
後任に任せて自分は日本から見守ることもできるポジションです。


で、実家の事務所ですよ。

英語案件、ないよね・・・。
勉強しても大して意味ないよね・・・知ってたけどさ。

これを読んで少しでもグローバル迷子が減るといいのですがw

でも迷子も楽しいよ。
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