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MAPも終わりました

MAPのまとめがなかったのでここで。

Rossの売りは全員が擬似インターンシップのような
コンサルティングプロジェクトであるMAPをさせてもらえること。
フルタイムは1年生と2年生の間、必修授業が終わって夏休み前に行いますが
GMBAは全ての授業を終えて最後の最後の総まとめとして行います。

GMBAに行った先輩や友人を見てると、
卒業間際はそんなことできてるのかなぁーと不安を持ってましたが、
というか出張してクライアントとすり合わせするまでずっと思っていたけれど
終えてみた感想としては、
チームでRossの名のもとにできてほっとひと息、という感じ。
もちろん私たちのベストは尽くしました、時間の許す限り。
でも、そもそも我々はその業界のプロじゃないし、
アドバイザーの教授たちも思っていたより軽いアドバイス。
我々チームメンバーは日本人、韓国人の純ドメのみなので
最終レポートには下手くそな英文や誤用がまだたくさん残っていることでしょう。

でもいいんです、たぶん。
だって頼んでくるほうもAlumni(卒業生)で、
MAPがどんなものかわかっくれてるはずだから。
基本的に企業は交通費等の経費は出しますが、
コンサルティング料としてはお金を払わないそうです。
もし教授陣が誠心誠意、99.9%のクオリティで責任者のように見てくれるなら、
格安の素晴らしいコンサルティングサービスだと思います。
が、残念ながら8チームもあり、
教授自身も様々な仕事の合間のアップデートですので、
そこまでのクオリティは期待できないようでした。

でもプロジェクトを通して、実社会の感覚も少し取り戻せたし、
いろいろな人や企業の仕事の進め方もより深くわかったし、
私の意外な強みも発揮できたし、
何よりチームがほぼ常に同じ方向を向いて大きな混乱や喧嘩もなく、
後味のいい終わり方ができたのが嬉しかったです。
チームによっては意見対立はもちろん、
不参加とか分離とかいろいろあったようなので。
そして私にとっては人間関係の悪化が一番のストレス。

チームメンバーの皆さん、お疲れ様でしたっ!心から楽しかったです。
段ボール業界と壁紙業界に旋風が巻き起こるといいですね!

一応、8月3日に日本でも発表する予定です。
Ross Alumniなら聞けるのかな。部外者はどうだろ。
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アメリカだってガラパゴス

私たちのMAPプロジェクト、
一番大事な単位が『t』(重さのトン)なんですが
アメリカの単位、おかしいだろ?って愚痴。

もともと慣れてなかったし、
慣れてきた頃シンガ・インドに逃亡しちゃった私も悪いけど
この制度を維持している政治家や学者も頭悪いんじゃないかと
思わざるを得ない・・・。

◆長さ
1ヤード=3フィート(単数形フット)=36インチ
お、おいおい、3かよ・・・厳密に割り切れないじゃん・・・。
1マイル=1,760ヤード
もはや何進法とか言う気も起きない。

◆面積
そのまま平方ヤード平方フィート(square feet)とも言いますが
エーカーという新しい単位が出てきます。
1エーカー=4,840平方ヤード

ちなみに、プーさん好きにはエーカーは
100エーカーの森、というのでお馴染みの単位ですね。
404,685平方メートル・・・ってまじすか?!
知恵袋によると東京ドーム8.5個分!
それじゃあピグレットも怖がるし、
ズオウもヒイタチも出てきますよね。
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英語ではheffalumps and woozlesっていうんだって。へぇー。
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◆重さ
1ガロン (gallon)=8パイント(pint)=128オンス(fluid oz)
えーっと、これは…8の倍数ということは分かるけど
どうしてこうなった。

◆温度
水の氷る温度 摂氏0度=華氏32度
水の沸騰する温度 摂氏100度=華氏212度
去年、渡米直後に「今日は100度もあるから外出たくない」というので
なんとなく肌感覚で覚えたのが華氏100度=摂氏約38度。
あと、ミシガン大学病院でも熱が100度ある場合はマスクつけてね、
ってポスターを見た。

◆紙のサイズとファイル
レターサイズというこれまた微妙にA4と似てるけど
ちょっと違うサイズを使ってる。
印刷するとき、余白がおかしくなって困るんですよねー…。
穴も3つ穴なので、
日本から2つ穴や26穴のファイルを持ってくる必要はまったくありません。

というわけで、これだけ単位が複雑だと
アメリカ人って計算苦手でしょう、っていうのも
苦手意識持っちゃう気持ちもわからんでもないです。

でもさー、そろそろ他の国に合わせようよ。
誰も得しないし、母国語=公用語で楽してるんだからさ。

唯一好きなのはクォーター。25セント。
水泳やってたので、25単位はそんなに苦手じゃないし、
小銭がかさばりにくく、自販機とかで便利です。
(と言っても1セントとかどんどん溜まるから、財布は分厚くなるけどね)

明日も単位換算の戦いは続く。

参照記事 
英語の7つ星レストラン アメリカで使われている単位

しゅっちょーだいすき

MAP出張終わりました。
台南という、台北から新幹線で2時間ほどかかるところに本社と工場があり、
その付近に1週間滞在していました。
世界唯一の技術なので、実際に見るまでイメージがわかなかったのですが
工場見学とディスカッションを繰り返した結果、
その製品にかなり詳しくなったと自負しています。

改めて気づいたこと、私は出張が好きです。

現場がわかる、通常の会議だけでなく、会食などをして人となりがわかる、
移動や準備でチーム内の関係も深まる、
工場などのあるイレギュラーな場所に行くことのおもしろさ、
地元ならではの体験、など。

今回もクライアントと食事したり、
台湾名物の地元の夜市にも連れて行ってもらえました。
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ソーセージをお米でできたソーセージで挟んでホットドッグみたいにして食べるの。
これが一番気に入った。

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監査法人時代で思い出深いのが、福岡出張と新潟出張。

福岡は新人でUS-SOX導入時というお互いに不慣れな環境だったのですが
初回は繁忙期でない7,8月に訪問。場所も福岡中心地からタクシーで20分ほど。
そりゃ、もう、チーム一体で遊ぶしかないでしょ☆という感じ。
私はもちろん、前泊か後泊つけて、
1人で太宰府天満宮行ったり、キャナルシティで劇団四季見たり、
それはそれは素晴らしい出張でした。
私以外のメンバーは本社担当が忙しくなり外れてしまったのですが
本社担当に該当しない私と、翌年度から引き継ぐため代表社員はその後何度か訪問。
福岡=私のカワイイ(?)新人ちゃん時代の思い出の地です。

逆に新潟はそれこそ何もなく、
でも何もないところに価値を見出すのがデキるビジネスウーマン☆
前泊で柏崎刈羽原子力発電所の見学に行きました。
一人回転寿しも行きました。めちゃうまでした。
原子力発電所の見学は団体が多いらしく、女1人で原発に来たということに
案内係のお姉さんはびっくりしてました。
あまりにも意外そうだったので「仕事でちょっと」と軽く嘘つきましたが…。
本社は定時通勤する社員用のバスか、1時間に2本のバスでしかアクセスできないので
新潟の2月、バス停の雪避け用の小屋で震えながら、新潟出身の後輩が
この寒さこそ新潟っすよ!ってテンション高くなってたのが思い出深い。

こんな性格を見抜いて
「会計士は出張多いよ」
「しゅっちょーってなにー?」
「会社のお金で旅行行くことだよ」
と、適当なことを言って会計士にさせた父の教育方針というか、
洗脳、大成功・・・いや、予想以上にハマってしまって、
三十路になっても落ち着かないから
娘の育て方としては失敗だったのかも。

MAP始まりました

卒業したと思いきや、あと2ヶ月弱あります。
それはMAPという卒業要件のコンサルプロジェクトがあるから。

さて、私はどんなプロジェクトをやることになったかと言うと
場所は台湾
内容は既存技術の新製品/販路開発です。

えー、正直に言いますと、予想はついていると思いますが
場所で選びました。

今年は当初15件の案件があり、
優先順位と志望動機を書いた紙を事務局に提出。
各チーム5,6人アサインされるということで
最終的に8つの案件がMAP Projectとして始動することになりました。

この案件は毎年変わります。
例えばClass of 2012は海外行けるのが1つしかなかったりするので
ここは本当に運によるところ。
今年は15案件中5案件が海外(含む日本)出張ありでした。
これは本当に運が良かった。
(※でも5案件の中にはProjectとして採択されなかったのもある)

GMBA前の自分なら、ヨーロッパ案件を志望してたと思うんだけど
まぁせっかく、韓国、北京、シンガ、インドと来たら
ここはアジアで貫き通すしかないでしょう!
シンガポール+日本のミラクル案件もあったんだけど、
実はシンガは倉庫しかなかったよ、ってことで
日本のみになってしまいました。

実は人生初の台湾。
到着日には半日台北を観光しました。
China Session中、台湾人クラスメイトは言葉がわかるにも関わらず
中国が嫌いだと叫んだり
大阪が懐かしいとつぶやいたりしていて
何でだろうと思ってたんですが、なんとなくわかりました。
そこらじゅう、日本製品や日本語の広告だらけ。
手間を避けるために直輸入しているのかなと思いきや
あえて日本語を掲載している様なものもあり。

今いるホテルも、台北から300kmくらい離れた台南の
工業団地内というちょっとさびれた場所にありますが
日本語が見られるテレビチャンネルが2つもあります。

ホテルのフロントの女の子も日本語ができて
『日本大好き、エンターテイメント大好き』と言っていて
特に嵐が好きだそう。
櫻井翔くん見たことあるよ、と言ったら
ほんとにこんな感じ
(*ノωノ)キャッ で『キャア』って言っていました。
知的なところがいいそうです。
が、『サトシ(大野くん)でもいい』って言ってましたw

台湾の親日の話は知っていたけど予想以上でした。
やっぱり現地に行ってみないとわからないなぁ。
あと、中国語やりたい度も上昇中。
アメリカに深くコミットしてるとスペイン語やりたくなるそう。

守秘義務があり、かつその技術を持って製品を作っているのは
世界中でこのクライアント企業だけなので詳細は書けないのですが、
バレない程度に経過報告していきます。

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