スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

科目評価 その3

以前MAPの頃に掲載していた報告書の転載シリーズ。
そろそろブログもフィナーレに近づいているので
書き溜めやら、言い残しやら、
使いまわせるものはどんどん使います。燃え尽きます。


2013年1月よりシンガポールNanyang Business School、インドIndian School of Businessに交換留学に行った。5月に米国に戻り、プロジェクトに携わった。

Retail Management (Nanyang Business School)
小売、一般消費者向けのマーケティングの科目。比較的基礎的な内容の講義とゲストスピーカーの講演、グループ発表によって構成される。授業はシンガポールをベースにしているが、アジア全体や中国マーケットに対する教材も扱った。グループ課題は某ブランドメーカーの春向け販売促進戦略を考えるという課題が出され、実際に店舗に訪問、インタビューをして店内商品のレイアウトや、キャンペーンなどを考えた。会計士試験で習ったことや実務経験のない分野だったので新鮮だった。

CSR(Nanyang Business School)
企業の社会的責任に関する授業。個人的に関心も強く、留学開始前にCSR関連のコンサルティングもしていたので履修したが、基礎・入門レベルで物足りなく感じた。

Rural marketing(Indian School of Business)
貧困層マーケティングやBOPビジネスと呼ばれる分野の授業。実際に田舎の村を訪問し、英語どころかヒンズー語も話せない人たち(ハイデラバードはテルグ語圏)に聞き込み調査をし、マーケティングプランを考えた。裕福で高学歴のMBA生にとっては、同じインド人であっても新しい気付きがあるようで、現地調査も授業も刺激に満ちていた。

Contemporary film industry(Indian School of Business)
インドの映画産業「ボリウッド」に関する授業。映画の撮影手法からマーケティング、ファイナンス、グローバル化などについて学んだ。クラスメイトも教授もボリウッド、ハリウッド問わず映画が大好きなのが伝わってきて、授業内容もおもしろかったが、日本人にとっては馴染みのない俳優、作品がほとんどで試験は厳しかった。

Strategic innovation management(Indian School of Business)
主にIT関連企業や製薬会社、特許権などに関する授業。イノベーションを起こすためのマネジメントや企業風土などについて主にハーバードビジネススクールやMITのケースを使い議論した。インドはITに強い学生が多く、トピックによってはとても専門的な発言をする学生がいて驚いた。

Family business(Indian School of Business)
家族経営企業に起こる課題や戦略をテーマにした授業。Tataをはじめ、インドには家族経営企業が多い。ゲストスピーカーから苦労した話などを聞いたり、インドにおける結婚や男女の立場の違い等を議論したり、新しく知ることが多かった。しかし根本では日本もインドも共通する部分が多く、経営学として以上に文化的にも良い学びになった。教授も著名でとても熱心に指導してくれた。

MAP
ミシガン大学ロスビジネススクールが売りの一つとしているコンサルティングプロジェクト。私は5人でチームを組み、約6週間かけて台湾の会社に対して市場調査、レポート提出、プレゼンを行った。内容は米国の薄手プラスチック市場の分析である。教授の指導も受けながら、実務的な課題であった。また、チームメンバーも異業種、異職種で構成されたため、監査とはまた違ったチームワークが要求され、刺激が多かった。




科目評価シリーズはこちらから 
その1 1年生Core編
その2 2年生Elective Fall編

スポンサーサイト

科目評価 その2

前回の続き。
2年生の秋前期・後期(Fall A&B)の科目評価です。



Financial Statement Analysis I GD
財務諸表分析。日本で言う有価証券報告書をベースにしたケーススタディ。監査で行っている増減分析と一般の分析、何が異なるのかを確認したく履修した。統計ツールを使った不正発見手法などは新たな学びだったが、現実として、監査や証券業界では使っていないとのことだった。

Family Business GD
家族経営企業に起こる問題や課題について議論するクラス。クラスメイトがほぼ全員家族経営企業からの出身で、議論が有意義だった。

Legal Aspects of Entrepreneurship(倫理か法律は選択必修) GD
起業にまつわる法制度の授業。退職、資金調達、人材確保、会社設立、知的財産権など起業の流れにしたがって授業が進んだので飽きずに興味深く学ぶことができた。英語での法律用語は語彙力が足りず、授業についていくことや試験勉強が大変だった。

Negotiation & Disputation Resolution GD
交渉術の授業。実践を交えた3日間の集中講義。英語での交渉にどのくらい対応できるのか不安だったが、対立や議論ではなく、相互理解に基づいた交渉術だったので、楽しく有意義に学ぶことができた。

Navigating Change PS
企業や組織の変革についての授業。アンケート調査や著名人のインタビュー、映画なども利用して、多角的に学ぶことができた。

Leading Non-Profit Organization GD
非営利企業の創設者がゲストスピーカーとして来校し、キャリアの変遷や学生時代に感じたこと、今のNPOでの問題などを話してくれる。その問題に対し、教授が提示したフレームワークを使い、即席でコンサルティングをするという授業。教授もゲストスピーカーも一流のビジネス経歴を経て、NPO業界に来ているので、多様な学びがあった。

The World Economy(必修) PS
為替変動、輸出入が起こる仕組み、通貨危機、政治的要因と貿易など世界経済について広く学んだ。教授がシンガポール人で、アジア知識が深く、アジア経済に対しての関心が高まった。

Advanced Competitive Analysis PS
競争戦略論。必修授業で学んだフレームワークを更に細分化して、衰退した企業の問題点などを明らかにしていった。

Strategies for Growth EX
競争戦略論。必修授業で学んだフレームワークを基に、クラスで議論しながら成長の可能性について考えた。研究課題では富士フィルムをとりあげ、高評価をもらった。



成績でEXが減ってPSが増えたのがちょっと気になります…。
英語力のせいにしておこう。
ちなみに、Financial Statement Analysisは
当初PSで、それはおかしいとクレームをつけました。
普通のMBAに加え、Master of AccountingやEveningなど大人数が履修していて、
教授もイケメンだけどなんとなくダラっとした人だったので、
恐らくTAが採点して、英語が下手だったから適当に採点したんでしょう。
たぶん。

科目評価 その1

普通のMBAブログならほとんどみんな書く、科目ごとの評価や感想を
このブログでは書いてなかったので記しておきます。

Electiveカテゴリや各セッションで選んでも出てくるんですが、
好き勝手書いているので、ここで一度まとめて。
MBA受験終わった人や他校の人には興味ないかもしれませんが、
あー、純ドメで会計士でMBA行くとこういう感想になるのねーと
お読みいただければ。

更に出血大サービス、自分自身の評価、すなわち成績も大公開。
EX(Excellent)>GD(Good)>PS(Pass)>Failです。

ちなみに、他のレポートで使った文の転載になるので
普段と少し文体違いますが、ご容赦を。
たぶん、3回シリーズくらいでお届けします。



Written Managerial Communication PS
わかりやすい英文を書くための授業。
課題は『冗長でわかりにくいE-mailを校正する』『人事部として新マネージャー採用について社内配信メールを作る』『忙しい人事部長のために2人の志願者のどちらがいいか理由を添えたメモを作る』『夏のインターンに応募してきた学生に「採用通知」と「断りのメール」を作る』など。

Oral Communication Management EX
英語のプレゼンテーションの授業。
内容はおもしろさを重視したものから経営陣への最終報告など硬いもの、手法もパワーポイントから模造紙1枚まで、バラエティに富んでいる。ジェスチャーやアイコンタクトなどについても学び、クラスメイトでお互いにフィードバックをしあった。

Applied Business Statistics GD
統計学。伝統的な公式どおりの計算から、エクセルの膨大なデータを処理し、データがそもそも資料として使えるのかどうかの検討、株価算出モデルが統計的にどのようにつくられたかなど、かなり高度な内容までカバーしている。大変難しかった。

Principal of Accounting EX
財務会計論。この教授の特色としてT勘定や仕訳をしないというのがあげられるが、そこで浮いた時間はケーススタディに費やされた。実際の企業の過去から現在への変遷、同業他社の比較などを行った。経理業務はシステムで行われる時代なので、良いマネージャーや良い経営者を育てるためのMBAではこのような勉強もありなのかもしれないと、勉強方法で目から鱗が落ちた感じだった。

Financial Management GD
金融論。金利の決定や株価算出、投資意思決定などの基礎を学んだ。計算が主である。教授が韓国でCFOや社外アドバイザーを務め、政府への提言などをされている著名な方で、韓国の金融危機の話などもしてくださった。

Applied Microeconomics GD
ミクロ経済学。日本の大学で学んだ内容とあまり変わらない、基礎的な内容であった。

Management Accounting EX
管理会計論。教授がケーススタディ、生徒との討論が大好きで、単に計算を暗記するだけでは太刀打ちできない深い授業であった。ロジックがしっかりしていれば評価してくれる。

Human Behavior&Organzation GD
組織論、人的資源管理。従業員の評価とモチベーション、企業文化などの基礎を学んだ。アメリカの企業をベースにしているので馴染みがないことがあったが、Youtubeなどを活用し、わかりやすく解説してくれた。

Operations Management GD
オペレーションマネジメント、工程管理の手法。工場のボトルネックの発見やその改善方法、在庫を増やすべきか減らすべきか、投資意思決定手法について学んだ。会計士試験や実務でもあまり馴染みのない範囲であったが、トヨタについては丸一日費やされ、影響力の大きさを感じた。

Corporate Strategy EX
経営戦略論。主に会計士試験の経営学で学んだことと基礎は同じであるが、ケーススタディをもとに、戦略の成功、失敗の原因についてクラスで議論を深めていく点は良かった。サムソン電子のケースがハーバードビジネススクールの研究対象(ケース)としてとりあげられ、韓国企業が世界的にも注目されている状況を感じた。



以上、コアコース(必修科目)編でした。
あれ、私マーケティングについてレポートに書き忘れてた。
ブログ記事はこちら→起承転結マーケティング

留学と英語力 実証編

◆ Reading

20121217_2_convert_20121218125129.jpg

Legal Aspects of Entrepreneurshipのノート。
ほぼ日本語訳してます。
日本語訳したら、
少数株主保護とか、表見代理とか、馴染みのある言葉になります。

辞書持込不可なので、単語リスト。

20121217_3_convert_20121218125157.jpg

◆ Writing

Family Businessのケースを書くという課題。
学校で提供している添削サービスを受けました。

20121217_1_convert_20121218125034.jpg

受験の時のエッセイ添削並みに間違いが多いです。

進歩が・・・ないのか・・・?

さすがにListeningとSpeakingは上がらざるを得ないけれど、
特にWritingがやばいなと感じています。
きっと小学生の作文みたいに

『今日、私は図書館で勉強しました。
私は、みんな一生懸命に勉強すると思いました。
私は、疲れたのでチョコレートを食べました。
だから、私は頑張ります。』
的な文章を書いてるんだろうな・・・。

私は、とても残念です。

私は、英作文が上手になるといいなと思いました。

交渉術の授業

昨日がNegotiation,交渉術の授業最終日でした。
普通に日本で生活していたら
交渉術なんて「学問」として学ぶことはないのと
明らかに私は苦手分野なので履修してみました。

しかし、同じアメリカのMBAでも、
教える教授によってここまで違うんだなーと感じたので
この記事も併せて読んでいただくといいかと思います。
ひよこまめのKellogg MBA徒然日記 より
I am gonna make you an offer you can't refuse.

私たちの授業では不快感を一度も感じることはなく、
むしろ何人か新しい友達もできました。

根底にあるのは
「共通する興味、利益を見つける」ということ。
交渉というと、最低価格など隠し事をしながら、というのを想像していたので
目から鱗の授業でした。
授業で扱った実践の例で確認してみると…

1.不動産の売買
売り手:古い家を売りたいが、売り主の愛着が強いので、美術的に優れた部分は残してほしい。
商業目的の人に売るなら、価格を吊り上げる。
買い手:単なる代理人。駐車場として使うので、建物そのものはどうでもいい。
ただし、依頼人から決められた予算(達成率に応じてボーナス)があるので、
代理人であることは隠して個人として契約したいと目論んでいる。

→実は売り手はおじいさんで、老人ホームに入居するので引き払うとのこと、
買い手はその老人ホームの駐車場を作りたかったとのこと。
お金ではなく、老人ホームの入居権のやりとりをベースにすれば、もっと交渉うまくいったよね。
という結果。

2. Executive Program
教授候補:「名門大学の教授」というポジションが欲しい。
コンサルの職が1日できなくなるので、それに相当するくらいの給料は欲しい。
プログラムコーディネーター:エグゼクティブプログラムは立ち上げたばかりで予算がないので、
どう頑張っても要求された報酬の半額しか払えない。

→MBAプログラムと組み合わせることで、教授の期待を大きく上回る報酬を払うことができる。
MBAプログラムがある、なんてことは交渉の台本には書かれていない。

3. Computer program and contract
買い手(中小企業):買ったプログラムが自社のコンピューターに合わず、クラッシュした。
しかも無料で直してくれるって言ったはずなのに、対応がない。
売上を逃した機会損失も含め、提訴する。
売り手(大企業):プログラムを直すなんて誰も言ってない。
不具合を直すのに必要なアプリケーションソフトも買ってない。
弁護士に確認したら90%の確率で勝てる。

→買い手はベンチャーなので、
売り手が訴訟に勝ったとしても、買い手が破産するので1ドルも入ってこない。
弁護士費用等々でお互いマイナスになるだけである。
開発途中のソフトをインストールして一緒にテストマーケして
利益を折半したり、ジョイントベンチャーにしたりすればよい。

ただでさえ慣れない交渉を、たどたどしい英語で
胃をキリキリさせながら進めなければならないのかなと思いきや、
クリエイティブに解決策を探り、お互いの利益を高めあうという
ミシガンらしい授業でした。

教科書はこちらでしたー。

Getting to Yes: Negotiating Agreement Without Giving InGetting to Yes: Negotiating Agreement Without Giving In
(2012/01/01)
Roger Fisher、William L. Ury 他

商品詳細を見る


| ホーム | 次のページ>>


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。