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「外国」から学ぶ

最近のニュース収集手段は99%ネットに偏っているので
日本のマスメディアがどうなのかとか、
実際の問題の所在とかはよくわかりませんが、
韓国、中国との国交がアレみたいですね・・・。

留学というのは遣唐使、遣隋使の時代から
自国にはない他国の優れたところをとってくるというのが根底にあると思うのですが
最近、いろんな意味で他国から学んでいます。

私がインドに行こうと思った理由のひとつが
相談させて頂いたMBA留学仲間から
「でもやっぱりインド人ってすごいよね」
「約束も平気で破るんだけど、なんか憎めないよね」
というお買い得ポジションを得ていること。

一方、私は一人でやってしまうほうが気が楽だし、
人に頼ったり、お願いしたりするのが実は苦手なので
うまく巻き込む力が欲しいなと思っていました。

最近何を学んだかというと
韓国人の押しというか、芯の強さ。

ここ2ヶ月グループワーク続きだったんですが
韓国人、どんな方向であってもけっこう自分の意見通してます。

「このテーマやりたい」「正解はこれ」的なポジティブな意見、
「分担されたところしかやらないから」的な怠け者意見、
「国籍別に分担した方が捗る」的な排他的意見、

うちのチームにはワガママおぼっちゃんがいて、
彼はパワーポイントを作ると言っていたのですが
作り直すのではなく、これは嫌だ、とコメントくっつけてレスしてきただけだったり
一旦教授に出した最終版を取り消してまでみんなを混乱させたり。

そんなことしたら日本人だったら
「ちょっとあの子若いからって常識なさすぎるよね・・・」
と誰かからお咎めがありそうなんですが
どうやら、年上のクラスメイトたちも見て見ぬふりみたいです。


でも私はこのくらいのパワーがちょっと羨ましいのも事実で
「誰が何と言おうとこれでいくんだ!」というプロジェクトを
ひとつくらいは達成しないとMBAに来た意味もない気がしています。


だからこそ
憎まれっ子にならずに周りを巻き込める
インド人の愛嬌を学んできたいなと強く思うのです。

20120817.jpg


ついでにこれくらい堀が深くなると最高だなぁ。
(平たい顔族・平安美人より)

勉強に疲れた男性諸君はぜひ「インド 美人」で画像検索!

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起承転結マーケティング

明日で1年生(必修授業)が終わり、レポート提出をしたら夏休みに入ります。
うちのチームは
レポート提出締切に先立って旅行の予定を入れてしまったおぼっちゃんがいたり、
家族持ちな方が過半数だったりするため、
実質、みんなで勉強や作業をするのは明日が最後になりそう。

今はマーケティングの授業をしています。
マーケティング、大学1年の半期くらいしかやってなかったので
まったくどんな感じか予想がつかなかったけど
かなりおもしろい授業でした。

今日は価格設定と広告についてのお話。

価格設定は卒業後とすぐに直面するであろう課題なので
コンサルとかのサービス業の価格設定について質問しました。
が、教授やその周りの仲間も
「自分のフィーは自分で決めるから他人のことはわからない」的な回答で
実務で難しいところはMBAまで来ても
そう簡単に答に辿りつくものではないのだなぁということを再確認。

もやっと終わってしまいがちなケーススタディも
すごくよく練られています。

ハーバードビジネスレビューや専門書の引用などの参考文献を配布しておいて
このストラテジーやフレームワークで解くんだな!う~ん、なかなか手ごわいぞ。
とか思ってたら
実は「ひっかけ」を用意していて、そうだよねー、
フレームワーク当てはめる以前に前提を疑わないと
現実は厳しいよねー・・・
みたいな起承転結があり、勉強になっています。


このマーケティングの教授はインド人です。
今日もインドで放送されたNikeのCMを題材に使ってくれたり、
インドのビジネスの話をしてくれたり、
個人的にはインドわくわく度を高めてくれるとてもいい先生でした。



私のMBAライフは今、起承転結のどこらへんにいるんだろう?
ミシガン生活よりインド生活にワクワクが移っている時点で
もう転じてしまってるのかな・・・。
それとももうひと転び、ふた転びある?

日韓戦とケーススタディ

オリンピック韓国戦、いろいろあったみたいですね・・・。

私はその日、PCで中継を見ていたんですが
2点目が取られた時点でもういいかぁ、休もうと思ったら
(恐らく午後4時くらい)
気付いたら翌朝の6時でしたzzz......

というどうでもいい話は置いておいて、

MBAの授業の特徴と言えば
ケーススタディ。

いわゆる実例から学ぶ、ってやつですね。

教授によって進め方は異なるのですが
予習が大変なのはたぶん誰にとっても共通であり、
特に自分の馴染みのない業界や会社だと
平気で普段の2倍、3倍の時間がかかるので、
諦めてしまうことも多々あります。←ほんとはダメね。

ケーススタディの勉強方法はこちら。
英語が苦手な人のケーススタディ

私もだいたいこんな感じでやってます。
「英語が苦手」とありますが、英語以前に
欧米で生活や仕事の経験がないと、越えられない壁があると思うので
ほとんどの人に有効かと。


私たちは今までたぶん20~30くらいのケースを読んできたと思うのですが
日本企業「のみ」を対象にしたケースはまだ出てきていません。

その一方、韓国企業のSamsungは主題だったり、比較だったりで頻繁に出てきます。
今回もマーケティングの授業ですが
Samsungのマーケティング戦略についてチームで論文を書き、プレゼンテーションする予定。

どういうところがすごいかというと、
いろんなところが相当アグレッシブなんですよね。

現地駐在員は「消費者ニーズ」に触れるために
現地の人たちと同じ視点の生活しないといけなかったりとか。
(日本の駐在員ライフとはたぶん正反対)

スマホの今後の動向がまだよくわからなかったとき、
とりあえずAndroidとWindowsとBadaというサムスンオリジナルOSの
3種類開発しておいたとか。

まぁそれ以外にもいろいろ出てくるので、
気になる人はググってください。

HyundaiやLGもケースとしては出てこないですが、
比較対象や例としてよく出てきますね。

その一方で日本企業が例に出てくるのは
トヨタ、ソニーくらいなので、なんとも寂しいものです・・・。

ミクシィとかおもしろいかなーと一瞬思ったのですが
そもそもFacebookと同じくくりだし、
この前やったZynga社のケースでミクシィ牧場みたいなゲームは
完全にパクリだったんだということもわかったし。

世界に誇れるおもしろい事例、ないもんですかねぇ?

20120812.jpg

この企業とか良くないですか?
日本独特の成功事例だと思うんですけど。

戦略論と私の人生

ちょっと更新が滞りました。でもオンラインにしている時間は長かったんです。
理由はExchange programで行く学校の調査。

なんと、Nanyang Techにも受かってしまったのです・・・。

ちょっといいなと思ってた人から告白されて
あ、いい人かも、と心が傾きかけてるところに
学生時代から憧れだった先輩からも告白されたような心境でしょうか。
(実体験ではありません。)

クラスメイトはほぼ満場一致でシンガポール。
まぁ、ここで書いたようにEmerging marketは基本的に肌に合わなそうな人が
大多数なので、そりゃ、インドとかキャパ超えてるよね。

オンラインでつながってるMBA仲間はインドが多数派、勉強するならシンガじゃない?との意見。
でもきっと本心はほぼ満場一致でインド。
理由は「おもしろいから」。おいおい・・・。

20120725.jpg

こういう私のツボをつく画像を載せるのやめてくださいwwwww
(下記インドMBAのお坊さんの奥様、リエ坊さんよりお借りしました)




さて、今はStrategyの授業をやっています。
大学時代も会計士受験時代もやったけど、やっぱり戦略論はおもしろい。
なんとも言えないワクワク感があります。

MBAのケーススタディでよく出てくる業界に
航空業界があります。
Southwestは既に2回出てきていて
低価格戦略や、企業文化、従業員のモチベーション管理などがトピックで上がり、
Strategy以外の授業でも使われます。

先日やったケースでは、Ryan AirというSouthwestのコピー会社(欧州)と
それ以外の会社の比較が出てきたのですが、
そこで出てきた比較対象のひとつ、Easyjetという会社が比較的成功しており
成功の要因は戦略としての一貫性とちょっとした差別化とのこと。
このちょっとした差別化というのはCostlyでもあるし、
低価格帯でも高価格帯でもない中間になってしまうとそれこそお客がつかめないので
うまくやらないとね、という話でした。

差別化=Differentiationというのは
私の会計士として、またMBAホルダーとしての私の生き方には
不可欠なものになると感じています。
私は人生でほとんど一番になることはなく、また、一番になることに貪欲にもなれません。
だからと言ってその他大勢に紛れてしまうのも嫌なので
どうするかというと、何か個性をつけるしかないんですよね。

個性をつけるならインドMBAかなぁ、
でもチャレンジングすぎるかなぁ、と悩んでいます。

今まで参考にさせて頂いたブログの数々です。

☆日本人初、インドMBAのお坊さんのブログ。
MBA西遊記

☆その奥様のブログ。
インド帰り東京経由、京都暮らし

☆私と同じく、シンガ希望だったのがインドになったHKUST MBAの方のブログ
アジア戦記

☆ハイデラバード駐在妻のブログ
mayuのハイデラバード生活とその後

☆去年の今頃、お知り合いになった、世界一周夫婦の話。
(こういう夫婦になりたい!予定はないけど!)
ひげとボイン インド合宿
特にこの記事がたまらない。
そして、インドへ。「美しい世界」

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